2005年 08月 07日
クライン ダイサム |
旅をしてると、あ、これってここにあったんだ!と、気にしていたものに突然出会ってしまうことがあります。
クライン ダイサム は、ユーモアがあるところが大好きな建築家で、いくつか作品も見てますが、先日の長野行きでこの施設に遭遇しました。
雑誌で、グラフィックが前面に出た「無人野菜販売所」又は「農具倉庫」を見て、面白いな、と思っていたのですが、伊東豊雄さんの休暇村とうぶの周辺施設だったんですね。
これは、野菜販売所かな?
同じデザインで何棟かあるので、通りすがりではよく判別できませんでした。
コンセプトは、休憩所などの具体的な役割を持ったものをランドスケープとしてデザインすること。
施設に草木(自然)などのグラフィックスと様々な素材を入れるかごを取り付け、学習の手助けと自然の中にカモフラージュさせることを目的としています。(雑誌より)
あとから説明書きを読むと、かご部分がコンポストになっていたり、看板がヨーグルトカップ(の素材?)で出来ていたり、屋根がコーヒーカップとミルクポットからできた木材のようなもので出来ていたり・・・とチェックすべきところがたくさんあったのですが、見ずじまいでした。
(このほかにもキャンプなどに付属する施設もあるので、そちらに使われているものかもしれません。)
看板が、植木鉢の名札のように立っているイメージ・・だと書いていましたが、これはまさに!
あれっとさりげなく気付かせて、ちょっと目をこらしたくなる・・・。
大きな自然の中での名札っていうコンセプトは面白い、と改めてクライン ダイサム の発想力に刺激を受けました。
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by itoyukosekkei
| 2005-08-07 06:43
| いろいろ