2005年 07月 31日
ジャック・タチ/僕の叔父さん |
ジャック・タチの「僕の叔父さん」を久々に見ました。
ちょっと疲れた頭をクールダウンかつほのぼのさせたかったので・・・。
友人が、ずいぶん前にいいよ!と勧めてくれてビデオをダビングしてくれたのですが、今ではDVDも出てます。
建築をやってる人なら、聞いたことがあるか、見たことあるフランス映画です。
何年前かにブルータスでも記事にしてたと思う。
上の写真、1958年の作品ですよ!
詳しくは、上をクリックしてみて。
簡単に文明批判のコメディとは割り切れなくて、ほのぼのしてて、美しくて、見るたびに新しい発見がある作品です。
出てくる近代建築は今でも雑誌に出てきそうで、美しくて、でもキーキー音をたてて、どこか不愉快で、それは多分今でも変わっていないのではないかしら。
古い町並みは、非効率的で、不潔で、いい加減で、でもあたたかい。
それらをいっしょくたにして、笑って見せてくれて、ほのぼのとさせてしまうのは、すごい。
生涯6本の映画しか撮らなかった、ジャック・タチ。
まだ二本しか見たことありません。
ところで、私が大好きなのは、ユロ氏の住む古いアパート。
むちゃくちゃな動線で、あんな設計したら怒られちゃうよね。
でもすごく魅力的。
「うちは、機能的なデザインなんですのよ。」って自慢する
モダン建築の住人のおば様が滑稽に思えてしまいます。
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by itoyukosekkei
| 2005-07-31 14:38
| いろいろ